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当該月から2か月後の最終火曜日
S&Pケース・シラー住宅価格指数は、全米主要都市圏における一世帯住宅の販売価格の動向を示す指数。主要20都市指数と主要10都市指数がある。指数は再販売価格法(同一住宅の維持店の売買価格差を基に価格変化率を算出)を用い、3カ月移動平均で算出されているが、市場価格を反映していないとみられる家族観取引や増改築で規格が変化した住宅等は除外される。2000年1月分から季節調整済のデータも公表されている。主要都市圏は以下の通り。
・主要10都市指数:ボストン、シカゴ、デンバー、ラスベガス、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンディエゴ、サンフランシスコ、ワシントンDC
・主要20都市指数:主要10都市、アトランタ、シャーロット、クリーブランド、ダラス、デトロイト、ミネアポリス、フェニックス、ポートランド、シアトル、ダンバ
2008年の金融危機後は差し押さえ多発4州(カリフォルニア、フロリダ、アリゾナ、ネバダ)の住宅価格の下落幅が特に大きかったものの、その後4州とその他地域の乖離は徐々に小さくなっている。2006年5月よりCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)で10都市総合および各10都市の価格指数の先物と先物オプションが取引されている。取引が薄く価格の信頼性は必ずしも高くないが、先物市場では住宅価格の市場見通しが確認できる。
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