自分の整理でもあるが、具体的な産業分析の手順を以下のように記載する。(順次updateする)
①マクロ経済の変数と産業間のトレンドの関係を捉える
②産業間のトレンドに関係する変数を様々なアプローチやシナリオを使って推測する
③産業間の変数の推測法を、他アナリストと突き合わせて確認する。
④産業間の現時点でのバリュエーションに対する見解を決定
⑤産業間で過去の景気循環時のパフォーマンスなども見て傾向を調べ、想定リスクとローテーション戦略を作る
⑥産業の構造分析;各産業で今後の期待感を分析 。ポーターの5 force 理論や、産業内の企業の集中度を基に分析。stategic group(製品の複雑性、参入障壁などから他と一線を画した企業群)に基づいて、分析を実施
⑦ライフサイクルの分析:製品やサービスがライフサイクル上でどこに位置するか(embryonic growth shakeout mature declining)によって産業を分類する
⑧産業をexperience curve(cost per unit relative to output)にpositionする
限界必要が逓減するので利益が出やすくなるという考え方
⑨人口動態、マクロ経済状況、政府、社会、テクノロジーの影響を検討する
→産業内での競争力を決める力を決定づける
つまり①過去のトレンド、②現状のvaluation level、③産業の構造分析、④産業や製品がライフサイクルのどの部分に位置するか、その他、コストやマクロ要因から選好する産業を決定する。
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