こんにちは、KURIYAです。
早速ですが、ここでいうモデリングとは以下のような意味です。
・モデリング=将来の株式価値(株価)を公開情報や合理的な仮説に基づいて試算すること
皆様が銘柄選択をするときはどういった分析を行いますか?
テクニカル分析(トレンド分析、オシレーター分析…)、ファンダメンタル分析(業績状況、財務状況の分析…)などがメジャーかと思います。
半信半疑でありながらもこういった分析を行って銘柄への投資是非を決めていく訳です。しかし結局どんな手法を用いたとしても、株価が上昇するか下落するか予測することが目的だと思います。モデリングとは、この予測株価を企業からの公開情報や各種データを用いた仮説に基づいて数値として導出することが目的です。
モデリングのメリット
なぜモデリングを行うのか?それは投資の前後どちらにおいても客観的に分析するためです。
▼モデリングのメリット例
・他の投資候補と比較しやすくなる。(統一されていない企業の業績・財務情報公開のフォーマットを均一化できる)
・事実と意見(自分の予測)が明確に分けられる。
・投資後に結果の分析が客観的に行える。(投資前の予測がデータとして残っているため)
投資前における「他銘柄候補との比較」、投資後における「予測と結果の違い」これらを数値ベースで分析できるので客観性が増します。銘柄選択の合理性を保つことは勿論のこと、投資後に振り返りがしやすくなるのが非常に大きなメリットです。(私もそうですが、人間は自分の都合よく解釈してしまうものなので…)このモデリングによる内省の繰返しで投資スキルが向上していきます。
モデリングのデメリット
手間がかかることを最初は許容しなければなりません。冒頭で紹介のファンダメンタル分析部分を強化したものなので、普通の分析に比べて時間を要します。(一般に人気を博す投資手法は簡単なことが多いですが、そんなに甘いものではありません。モデリングの一要素を切り取っただけのことが多いです。)でも、勉強していけば根拠を持って投資を行えるようになり、振返りによる投資スキルの向上が見込めます。
いかがでしたでしょうか。少しとっつきにくい印象は受けるかもしれませんが、それを上回るメリットが存在します。今後はより詳しい手法をアップしていきたいと思います。
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